保護者の方と私たち塾の子供たちに対する思いは唯一つ!
【成績を上げ望むべき志望校に合格してほしい。】
言い方を変えれば、【自立して幸せになってほしい。】
このような気持ちがあるのなら親が『したたか』になってください。
心理戦をするのは、子供ではなく親が行うべきです。
なぜなら、子供とは不思議なことに逆の反応を見せてきます。
親が心配すれば子供は心配しなくなります。
当然、親が先回りすれば自主性がなくなり、なんでもやってしまう
家庭に自立は育ちません。
先日お聞きした内容は
■ 生徒:「あの先生ひいきするし、授業がわかりにくいからやる気が出ない」
■ 母: 「そうなの?授業がわかりにくいんだ~」
■ 生徒:「(みんな言ってるよ)
■母:「良くないね、今年度は別の先生にかわったらいいね」
問題点はお分りのように母親に問題点があります。
子供が先生に対しマイナスの発言をした時、安易に同意している点です。
当然、子供は素直ですから親が『先生が悪い』と認めた時点で、
確信へと変わり、その後の授業やテスト結果は「先生のせいである」
と、責任転嫁を身に付けます。
良い意味でも親の言葉は大きな影響を与えますね。大切なことは、
どんな状況であれ『どうやって』対応していくのか、対処していく
のかを伝えていくことが重要です。
この事で結果の出しづらい子供に親が育ててはいけません。
親が行うことは3つあります。
①勉強は自己の責任であることを教える。
②相手の立場になり愛され、必要とされる、しつけ・礼儀を教える。
③親からの愛情・情熱を注いだ学習環境を作ってあげる。
子供への『かわいさ』ゆえにマイナス発言に同意すれば常に
責任転嫁をする子供に育ってしまいます。
それでは、いつまでたっても成績は上がりません。
どの様な原因・要因があろうとも、その事柄に打ち勝てなかった
『自分の責任』(上記①)と、自覚できる子に育て、自立をさせなければいけないでしょう。
そして期待をしてあげてください。小言や、怒るより、一人の
人間として、良いことはとことん褒めてあげてください。
『褒め・褒め・けなし・頑張って』です。
厳しくするのは塾や学校であり、家庭で傷口に塩を塗ってはいけません。
勉強をしないときは、『勉強をしなさい』ではなく『塾や学校の
先生の言うことを守りなさい』と言ってください。
子供が前向きに取り組めば先生方の印象や授業への取り組みが
変わっていきます。愛される、必要とされる(上記②)子供に
出来るのも親です。
学校に対しても面倒を見て当たり前という態度で親が接してはいけません。
学校も塾も関連する人を味方につけるような姿勢を子供に背中で見せてあげましょう。
好感を持てる親にならなければ子供も変われないでしょう。
学校での3者面談などで悩んだときは教室長に相談してください。